過去画像ばかりアップしてたら、飽きてしまいました。
 「亀有から離れても更新できるように」とこのブログ名にしたことを思いだして、今日は撮りたての画像を紹介します。
 京都へ行ってきました。
 加茂川の橋を歩いただけで、他の都市とは全然ちがう印象です。
和服が似合う街並み
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 まず、高台にのぼらなくても山が見えるんですよ。
 大きな建物で空がさえぎられていない。
 そのうえ、古い街並みが現役でにぎわっている。
 丁寧に使ったり、手を加えたりして。
昔から修学旅行といえば京都
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 小学生の頃から遠足といえば奈良・京都で、古都のよさがわからなかったけど、長く東京で暮らすと目覚めますね。
 流行りものを模倣しないで、 ‟ 少しずつ取り入れる慎重さ ” がかえって新鮮。 
 マクドナルドローソンも、悪目立ちすることなく古い街並みに溶けこんでいます。
 都市開発でバリアフリー化はすすみますが、全国展開のチェーン店はどこも同じ店構え。
 派手な看板でインパクトを与える街は、つねに神経が高ぶった状態。
糺(ただす)の森
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 京都では、 ‟ 変わらないやすらぎ ” が共存しています。
 川の流れも、山の景色も、寺院のたたずまいも、きれいな状態で残っている。
 手つかずの自然というよりも、手入れしながら自然な状態で。
 そこから、歴史や文化への造詣の深さが垣間見えます。
 景観規制の条例は、いい意味での京都のプライドですね。

2012年に解体された、大阪市内最古の古民家・渡辺邸(外観)
2700㎡(800坪以上)の敷地に、江戸時代初期の古民家(築400年!)ですよ。
地図の測量で伊能忠敬も立ち寄った由緒ある大豪邸が、相続税を払えなくて売却。
これだけの豪邸を、よく個人で維持してましたよ。
日本民家集落博物館に移築とか、できなかったのかな。
京都でも、坂本龍馬が暗殺された近江屋が、今は回転寿司店。
個人宅を残すのは難しいみたい。
こうした歴史的価値のある建物は、自治体だけでなく、
国をあげて保存しないと残せないです。
坂本龍馬千葉佐那を描いた里中満智子「花影」には、
近江屋で取材する著者のあとがきが。
花影-千葉佐那の愛-
つい最近まで渡辺邸近江屋があったと思うと、くやしいばかり。
見たかった!!

こんな季節に紅葉?と思いきや、楓(カエデ)は赤い花が咲くんですね。
 
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 「床もみじ」で知られる実相院で、「床みどり」を見てきました。
 黒い床に映る新緑の庭木がきれいでしたよ。
 屋内は撮影禁止でしたが、狩野派による金箔の襖絵や動乱の幕末をつづった実相院日記から、当時の世相をしのぶことができます。
 達筆で、坂本龍馬の名前が記されていました。
 寺院とスポンサーのバックアップで、優れた芸術が開花していたんですね。

一番行きたかった、大原三千院
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 雨あがりの京都も趣きあり。
 境内の池からケロケロと響きわたるカエルの合唱。
 苔でしっとりと覆われた庭園に、吸いこまれるような静寂。
 なによりも、草木の匂いがする!
ハートの切り株
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 20年前に大原三千院の参道で買った、藍染木綿の服が素晴らしいのなんのって。
 ガンガン洗濯しても、全然ヘタレないんです。
 さらに年を重ねて風合いが増す。
 記憶をたよりにお店をさがすと、私と同じデザインが。
 「20年前にここで服を買ったんですけど…」
 「それやったらまだまだイケるわ。私も20年これ着てるもん」と店員が襟をつまんで笑っていました。

 京都の魅力はここにあります。
 古くなるほど味が出て、長く愛用できること。
 調べたところ、永六輔も愛用していた藍染木綿の作務衣。
 永六輔といえば、「上を向いて歩こう」を作詞した人。
 亀有のフレンチ・楽食ハニーによく来ていた人。
 サインや著書が店内に置いてありました。
 残念ながら、楽食ハニー永六輔も、2年前に閉店、永眠。
 大原三千院で、店とモノと人がビンゴ!